【保存版】家具の種類と名前|場所別・用途別に分かりやすく紹介
2025.12.17
家具を買いたいとき、「あの家具、何て名前だっけ?」と名前が思い出せなくて困った経験はありませんか?
ソファやテーブルなど馴染みのある家具から、チェストやキャビネットなど呼び方が曖昧な収納家具まで、家具にはたくさんの種類があります。
家具の種類や名前を知っておくと、お店やネットで探すときにスムーズに検索できますし、自分が本当に欲しい家具を見つけやすくなるはずです
また、家具には形状や機能、用途によって分類する方法があり、分類を理解すると目的に合った家具を選びやすくなります。
本記事では、家具の種類と名前から選び方のポイントまで、詳しくご紹介していきます。
Contents
まずは基本!家具の分類方法を理解しよう

家具選びで迷ったとき、分類方法を知っておくと便利です。
家具は「形状」と「機能」の2つの視点で分けられます。形状では脚ものと箱もの、機能では人体系と建物系があります。
形状で分ける|脚ものと箱もの
家具は見た目の形状によって、大きく「脚もの」と「箱もの」の2種類に分類できます。
| 分類 | 特徴 | 代表的な家具 |
| 脚もの | 脚が付いていて床から浮いている | 椅子、テーブル、ソファ、ベッド |
| 箱もの | 箱型の構造で収納機能を持つ | タンス、チェスト、キャビネット、本棚 |
脚ものとは、文字通り脚が付いている家具のことで、椅子、テーブル、ソファ、ベッドなどが代表的です。
床から浮いた構造になっているため、掃除がしやすく、お部屋に開放感を与えてくれます。
一方、箱ものとは箱型の構造をした家具のことで、タンス、チェスト、キャビネット、本棚などの収納家具が中心です。
引き出しや扉が付いていて、衣類や食器、本などを収納するのに適しています。
脚ものは移動がしやすく模様替えもしやすい反面、箱ものは収納力に優れているという特徴があります。
家具を選ぶときは、形状による分類を知っておくと、お部屋の用途や好みに合わせて選びやすくなります。
機能で分ける|人体系と建物系
家具は使う目的や機能によって、「人体系家具」「準人体系家具」「建物系家具」に分けることもできます。
| 分類 | 役割 | 代表的な家具 |
| 人体系家具 | 身体に触れて支える | ソファ、椅子、ベッド |
| 準人体系家具 | 作業の補助や物を置く | テーブル、デスク |
| 建物系家具 | 物を収納・整理する | タンス、食器棚、本棚 |
人体系家具とは、人の身体に直接触れて身体を支える役割を持つ家具のことです。
ソファ、椅子、ベッドなどが代表的で、座ったり横になったりと、身体を預ける家具を指します。
快適さや座り心地が重要になるため、クッション性や素材選びが大切です。
準人体系家具は、作業の補助や物を置く機能を持つテーブルやデスクのことで、日常的に手が触れる家具です。
建物系家具とは、物を収納したり整理したりする役割を持つ家具のことで、タンス、食器棚、本棚などが含まれます。
機能による分類を理解しておくと、家具選びの優先順位が明確になります。
【場所別】主要な家具の種類と名前
家具はお部屋ごとに役割が違うため、場所別に見ていくと理解しやすくなります。
リビング、ダイニング・キッチン、寝室の3つの空間に分けて、代表的な家具の名前と特徴を見ていきましょう。
リビング|くつろぎ空間を作る家具
リビングでは、快適さを左右する家具がたくさんあります。
| 家具名 | 特徴・用途 |
| ソファ | 1人掛けから3人掛け、L字型など種類が豊富 |
| センターテーブル | ソファの前に置き、飲み物や雑誌を置く |
| サイドテーブル | ソファの横に置き、照明やリモコンを置く |
| テレビボード | テレビ台兼レコーダーやゲーム機の収納 |
| リビングボード | 本や雑貨を整理する収納家具 |
| シェルフ | お気に入りの小物を飾りながら収納できる |
まず中心となるのがソファで、1人掛けから3人掛け、L字型のカウチソファなど、お部屋の広さや家族構成に合わせて選べます。
ソファの前に置くセンターテーブルは、飲み物を置いたり雑誌を広げたりするのに便利です。
ソファの横に置くサイドテーブルは、照明やリモコンなどちょっとした物を置くのに役立ちます。
テレビボード(AVボード)は、テレビ台としてだけでなく、レコーダーやゲーム機などを収納できて便利です。
オープンシェルフなら、お気に入りの小物を飾りながら収納できるので、インテリアとしても楽しめます。
ダイニング・キッチン|食事と作業の家具
ダイニングやキッチンは、食事や作業系の家具が中心です。
| 家具名 | 特徴・用途 |
| ダイニングテーブル | 長方形、円形、伸長式など形が選べる |
| ダイニングチェア | 肘掛けなしは出入りしやすい、肘掛け付きは疲れにくい |
| ベンチ | 複数人が並んで座れる長椅子 |
| カップボード | 食器や調理器具を整理する食器棚 |
| キッチンカウンター | 作業台兼家電や食材の収納 |
| ワゴン | キャスター付きで移動できる収納 |
中心となるのがダイニングテーブルで、長方形、円形、伸長式など形やサイズはさまざまです。
ダイニングチェアは、肘掛けのないタイプなら出入りがしやすく、肘掛け付きなら長時間座っても疲れにくいという特徴があります。
ベンチタイプの椅子なら、お子さんと並んで座れて便利です。
カップボード(食器棚)は食器や調理器具を整理するのに欠かせません。
キャスター付きのワゴンがあれば、必要な場所に移動させながら使えるので重宝します。
寝室|休息を支える家具
寝室では、快適な睡眠を支える家具が中心です。
| 家具名 | 特徴・用途 |
| ベッド | シングル、ダブル、クイーンなどサイズが豊富 |
| ナイトテーブル | ベッド横に置き、時計や照明を置く |
| チェスト | 引き出し式で衣類を収納 |
| ワードローブ | 扉式の洋服箪笥 |
| ドレッサー | 鏡付きで化粧や身だしなみを整える |
まず欠かせないのがベッドで、シングル、セミダブル、ダブル、クイーンなどサイズが豊富にあります。
フロアタイプは低めの設計でお部屋に開放感を与え、収納付きベッドなら季節物の寝具などをしまっておけて便利です。
ベッドの横に置くナイトテーブルは、目覚まし時計や照明、スマートフォンなどを置くのに役立ちます。
チェストやワードローブは衣類を収納するのに欠かせず、ドレッサー(鏡台)は、メイクや身だしなみを整えるのに便利で、小物を収納できる引き出しも付いています。
【用途別】家具の種類を詳しく知る
家具は用途によっても分類できます。
座る家具、収納する家具、作業する家具という3つの用途に分けて見ていきましょう。
座る家具|チェアとソファ
座る家具は、身体を直接支えるため、快適さや座り心地が重要になります。
| 種類 | 特徴 |
| ダイニングチェア | 食事用の椅子。肘掛けなしは出入りしやすく、肘掛け付きは長時間座っても疲れにくい。 |
| デスクチェア | 仕事や勉強用の椅子。高さ調整や回転機能が付いている。 |
| スツール | 背もたれや肘掛けのない椅子。コンパクトでインテリアとしても人気。 |
| ソファ | 1人掛けから3人掛けまであり、L字型のカウチソファも。布製とレザー製が選べる。 |
| ベンチ | 複数人が並んで座れる長椅子。背もたれありとなしがある。 |
ダイニングチェアは食事用の椅子で、肘掛けのないタイプは出入りがしやすく、肘掛け付きなら長時間座っても疲れにくいです。
デスクチェアは仕事や勉強用で、高さ調整や回転機能が付いています。
スツールは背もたれや肘掛けのない椅子で、コンパクトなのでちょっとした場所に置けて便利です。
ソファは布製(ファブリック)とレザー製があり、お部屋の雰囲気や好みに合わせて選べます。
ベンチは複数人が並んで座れる長椅子で、お子さんと一緒に座るのにも便利です。
収納する家具|タンスと棚
収納する家具は、引き出し式と棚式に大きく分かれます。
| 種類 | 特徴 |
| チェスト | 引き出し式の収納家具。衣類や小物の整理に便利 |
| ワードローブ | 扉式の洋服箪笥。ハンガーで服をかけて収納できる |
| キャビネット | 扉付きの箱型収納。食器や雑貨を隠して収納 |
| シェルフ | 扉のないオープン棚。本や雑貨を飾りながら収納 |
| ショーケース | ガラス張りで中が見える収納。コレクションを飾る |
チェストは引き出し式の収納家具で、衣類や小物を整理するのに便利です。
ワードローブ(洋服箪笥)は扉式で、ハンガーに服をかけて収納できます。
キャビネットは扉付きの箱型収納で、食器や雑貨を隠して収納できます。
シェルフは扉のないオープン棚で、本や雑貨を飾りながら収納できるので、見せる収納としても人気があります。
ショーケースはガラス張りで中が見えるため、大切なコレクションや思い出の品を飾るのに適しています。
作業する家具|デスクとテーブル
作業する家具は、仕事や勉強、食事など日常のさまざまな場面で活躍します。
| 種類 | 特徴 |
| ダイニングテーブル | 食事用のテーブル。長方形、円形、伸長式など形が選べる。 |
| デスク | 仕事や勉強用の机。引き出し付きや収納なしタイプがある。 |
| センターテーブル | ソファの前に置く低めのテーブル。飲み物や雑誌を置く。 |
| サイドテーブル | ソファやベッドの横に置く小さなテーブル。補助用として便利。 |
| ライティングビューロー | 作業台と収納が一体になった家具。スペース節約に。 |
家具選びで押さえたい4つのポイント

家具の種類や名前が分かったら、次は実際に選ぶときのポイントを知っておきましょう。
サイズと動線、素材の特徴、使用頻度、お部屋との統一感という4つのポイントを押さえると、失敗の少ない家具選びができます。
家具のサイズと動線を確認する
家具選びで最も多い失敗が、サイズを確認せずに購入してしまうことです。
まず、家具を置きたい場所の幅、奥行き、高さをしっかり測りましょう。
天井までの高さや壁の幅だけでなく、コンセントやスイッチの位置も確認しておくことが大切です。
また、家具を搬入する経路も忘れずにチェックしてください。
玄関や廊下、階段の幅が狭くて、せっかく買った家具が部屋まで運べないというケースも見受けられます。
さらに、生活動線も考慮する必要があります。
人が通る通路は最低でも60センチ、出来れば70〜80センチは確保したいところです。
家具を置いたときに、ドアの開閉がスムーズにできるか、引き出しを開けたときに壁や他の家具にぶつからないかなども確認しましょう。
素材の特徴を知っておく
家具に使われる素材によって、見た目の印象や使い心地、お手入れ方法が大きく変わります。
木材では、メイプル(カエデ)は白い木肌でキメが細かく傷が付きにくい特徴があります。
オーク(ナラ)は硬度が高く耐久性に優れていて、高級家具によく使われます。
チェリー(サクラ)は年月とともに色が深まる経年変化が魅力で、ウォールナット(クルミ)は独特な木目と色味でシックな雰囲気を演出します。
ソファやチェアの張地には、ファブリック(布)とレザー(革)があります。
ファブリックは肌触りが柔らかく、カラーバリエーションが豊富です。
レザーは高級感があり、正しくお手入れすれば長く使えます。
小さなお子さんがいる家庭なら、汚れが付きにくい加工が施されたファブリックや合皮がおすすめです。
使用頻度で品質を決める
家具は長く使うものだからこそ、使用頻度に応じて品質を選ぶことが大切です。
毎日使うソファやベッド、ダイニングテーブルなどは、多少価格が高くても品質の良いものを選んだほうが、結果的に長持ちしてコストパフォーマンスが良くなります。
特にソファやベッドは身体を直接預ける家具なので、座り心地や寝心地を重視して選びましょう。
フレームの強度やクッション材の質、縫製の丁寧さなどが耐久性に影響します。
一方、たまにしか使わない来客用の椅子や季節限定で使う家具なら、価格を抑えたものでも十分です。
また、お子さんの成長に合わせて買い替える予定の家具も、高価なものを選ぶ必要はありません。
お部屋との統一感を大切にする
家具を選ぶときは、お部屋全体の統一感を意識することが大切です。
色選びでは、床や壁、既存の家具と同系色や類似色でまとめると、お部屋に調和が生まれます。
例えば、床が明るい木目調なら家具も明るめの色を選ぶと、空間が広く見えてすっきりとした印象になります。
反対に、アクセントとして一部に反対色を取り入れると、メリハリのある空間になります。
デザインのテイストも揃えましょう。北欧スタイル、モダンスタイル、ナチュラルスタイルなど、お部屋のテーマを決めてから家具を選ぶと失敗が少なくなります。
新しい家具を一つ追加するときも、既にある家具との相性を考えることが重要です。
木材の色味や質感、脚のデザインなどを合わせると、統一感のあるおしゃれな空間が作れます。
まとめ
家具にはたくさんの種類があり、形状や機能、用途によって分類できます。
脚ものと箱もの、人体系と建物系という分類を知っておくと、家具選びがスムーズになります。
リビング、ダイニング・キッチン、寝室など、お部屋ごとに必要な家具も変わってきます。
家具を選ぶときは、サイズと動線、素材の特徴、使用頻度、お部屋との統一感というポイントを押さえることが大切です。
家具の種類や名前を知ることで、自分が本当に欲しい家具が見つけやすくなり、快適な暮らしを実現できるでしょう。